はじめに
近年、ECサイトの普及~サイト開設の敷居が低くなった事により、誰でも簡単に自分でデザインを考え、オリジナルブランドを立ち上げ、販売することが可能となりました。
しかし、これに伴う競争の激化により、自身のオリジナルアパレル商品を作ってSNS等で拡散して販売を開始してみたが計画通りの販売に繋がらず、1~2品番の単発の展開にて、継続を諦められるお客様が多いのが現状です・・・
本記事では、その中でもkuguluのサービスを利用して順調に事業を伸ばされているお客様に共通する点が感じられましたので、今回はそのプロモーション方法について参考までに共有させていただければと思います。
キーワードはズバリ「ストーリー消費」です。
※あくまで他社様事例の参考ですので成功を確約するものでは有りません。
ストーリー消費とは何か?
ストーリー消費は、製品、ブランドそのものだけでなく、その商品の背後にある物語や価値に注目する消費行動です。
これは、現在のZ世代を含め消費者が実際の商品を購入する際、重要視する大切な要素となっており、消費者に製品に感情的なつながり(共感)を持っていただき、消費者がストーリーに付加価値を見出す事で起こる購買活動のことです。
ストーリー消費の魅力
ストーリー消費は、製品に深い印象を与えるだけでなく、独自性と価値を際立たせます。
例えば、伝統技術の利用や社会貢献、製品に込められた思い、背景が消費者の関心を引きます。
ストーリーを商品に込める方法
オリジナルアパレル商品を制作する際には、その製品が何を代表しているのか、どのような思いが込められているのかを明確にすることが重要です。
ストーリーの具体的な要素
- どのような背景からその商品を世に広めたい(販売したい)と考えたのか
- そのデザイン・素材を選ぶに至ったかの物語
- 使用されている素材の特徴
- 生産に携わる人々の物語 等々
これらの要素を明確にすることで、消費者に製品への理解と共感を促します。
kuguluのサービスを利用頂き、実際に生産までされたお客様で順調に販売を継続されているストーリーの例が下記となります。
- 毎日同じ服を着るワーカホリックな方向け定番服 →市販のブランドよりもう少し高くて良いので質の良いものを
- 建築関係の仕事をしているが作業着感が強く普段使いが難しい →作業着としても可能、かつ普段使いもできるオシャレなものを
- MTF(男性から女性male to femaleの略語)の方向け →市販のものはサイズが小さい物が多く、大きいサイズの一でも着用できるものを
- 若年層農家の方向け →農作業も可能な機能的で普段使いも可能なものを
- 女性鳶職の方向け →作業着の機能性をもたせたまま、もっとオシャレなものを
等々、現状の既製服で満足出来ていない自身の実体験を含めながら、製作に至った経緯をストーリー形式にSNS等で発信することで、共感してくれる消費者からの購入にうまく繋がっている例かと考えます。
ストーリーテリングを活用したプロモーション
単なる事実の羅列ではなく、感情を動かすストーリーテリングを通じて、製品のストーリーを伝えることが重要です。
ストーリーテリングの手法
- ウェブサイトやSNSでの情報発信
- ブログ記事や動画コンテンツの制作
- デザイナーや生産者のインタビュー
これらの手法を用いることで、製品への興味を高め、ブランドへの信頼と忠誠心を築きます。
消費者との対話の重要性
ストーリー消費は一方通行ではなく、消費者との対話が重要です。
消費者が自分たちの体験や感想を共有することで、製品やブランドに対する深い関係が生まれます。
対話を促進する方法
- SNSでのハッシュタグキャンペーン
- レビューコンテストの実施
- カスタマーレビューの活用
これらを通じて、消費者は製品やブランドの一部と感じ、長期的な関係が構築されます。
まとめ
オリジナルアパレル商品の成功の鍵は、優れた製品を提供することに加え、その製品が持つストーリーを消費者に伝え、感情的なつながりを築くことです。
ストーリー消費は、ブランドを差別化し、深い顧客関係を構築するための強力な手段となります。
ストーリーテリングを活用し、あなたのデザインしたアパレル商品の独自性と価値を世界に伝えましょう。
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どのようなお問い合わせでもお気軽にご連絡いただければ幸いです。