オリジナルTシャツのプリント方法まとめ|小ロット・大量発注で変わる印刷技術の選び方

オリジナルTシャツのプリント方法まとめ|小ロット・大量発注で変わる印刷技術の選び方 COLUMN

「オリジナルTシャツのプリント方法って何があるの?」「小ロットと大量発注で印刷の仕方が変わるの?初心者だからどれを選べばいいのか分からない…」そのようなご相談をたくさんいただきます。

実は、オリジナルTシャツのプリント方法は小ロットと大量発注で選ぶべき技法が異なります。自分の目的や予算、デザインに合った印刷方法を知ることで、仕上がりもコストパフォーマンスも格段に良くなります。
この記事では、オリジナルTシャツの代表的なプリント方法を比較し、それぞれの特徴や適した発注規模、失敗しない業者選びのポイント、さらに便利な「kugulu」の活用法まで詳しくご紹介します。

オリジナルTシャツのプリント方法とは?基本の印刷技法を解説

オリジナルTシャツのプリント方法とは?基本の印刷技法を解説

これから服作りやブランド立ち上げを検討している方にとって、オリジナルTシャツのプリント方法は重要なテーマです。どの技法を選ぶかによって、仕上がりやコスト、対応できるデザインが大きく変わってきます。ここではまず、代表的なプリント技法について基本から見ていきましょう。

シルクスクリーン印刷の特徴と強み

シルクスクリーン印刷は、専用の版を作りインクを布地に押し込む方法です。発色が鮮やかで、耐久性も高いのが特長です。特殊な色(金・銀・ラメ・蛍光)も使え、ぼかしやグラデーションには不向きですが、単色デザインには最適です。ただし、色数が増えるごとに版代が加算されるため、小ロットでは1枚あたりのコストが高くなる点に注意が必要です。大量発注で単価を抑えるのに適した技法といえます。

インクジェット印刷の特徴と強み

インクジェット印刷は、プリンターのように直接布地にインクを吹き付ける方法です。色数制限がなく、フルカラーやグラデーション、写真のような細かい表現が得意です。ただし、発色はやや淡く、綿100%生地が推奨されること、にじみが生じる場合があることが特徴です。1枚ごとにネームやナンバーを変えることができ、小ロットでも低コストで柔軟に対応できます。

転写印刷の特徴と強み

熱転写プリントは、デザインをシートに印刷し熱で生地に貼り付ける方法です。発色は鮮やかで、色数やグラデーション表現も可能です。布地に若干のゴワつきが出る場合がありますが、対応できる素材が広く、綿・ナイロン・ポリエステルなどに使用可能です。小ロット向けで、イベント用のネーム入れやスポーツユニフォームなどに重宝されます。

カッティングシートプリントの特徴と強み

カッティングシートプリントは、1色のシートをカットし熱で圧着する方法です。単色でのはっきりした表現が得意で、発色は非常に良好です。細かいデザインやグラデーションは難しいですが、番号入れや名前入れなど、1枚ごとのカスタマイズにも向いています。小ロットでも低コストで対応でき、用途を選べば高コスパの技法といえます。

小ロットと大量発注で選ぶべきプリント方法の違い

プリント方法は、発注規模によって適したものが変わります。小ロットと大量発注、それぞれで最適な技法を選ぶことが、成功するオリジナルTシャツ作りの鍵です。

小ロットに向くプリント方法

小ロット発注では、インクジェット印刷や熱転写プリント、カッティングシートプリントが有力です。これらの技法は、少ない枚数でも低コストで対応できるため、個人ブランドのテスト販売や小規模イベント用にぴったりです。特にインクジェットは、フルカラーデザインや写真入りデザインを1枚単位で試せる柔軟さが魅力です。

大量発注に向くプリント方法

一方、大量発注ではシルクスクリーン印刷が強みを発揮します。色ごとに版を作る必要がありますが、枚数が増えるほど1枚あたりの単価が下がるため、大量生産でコストを抑えたい場合に最適です。特にシンプルなデザインや企業ロゴ入りのユニフォーム、大会用Tシャツのように多数枚数が必要な場面で重宝されます。

プリント方法の選び方|目的別・デザイン別のおすすめ技法

オリジナルTシャツのプリント方法は、目的やデザインによって選び方が変わります。これから服作りやブランド立ち上げを考えている人にとって、最適な技法を選ぶことは仕上がりの満足度やコスト、納期に直結します。以下で具体的に見ていきましょう。

カラー数やデザインの複雑さに応じた選び方

デザインの色数や複雑さは、プリント技法の選定に大きく影響します。写真やグラデーションを含むフルカラーデザインなら、インクジェットや熱転写がおすすめです。これらの方法は繊細な表現が可能で、少量でも低コストに対応できます。一方、単色や少ない色数のシンプルなロゴデザインであれば、シルクスクリーンが適しています。特に大量発注では、版代を分散できるため1枚あたりの単価を大幅に下げることができます。デザイン内容を具体化し、それに合う技法を選ぶことが成功のカギです。

予算や納期に応じた選び方

予算と納期の制約も技法選びで重要な要素です。短納期での対応が求められる場合、インクジェットや熱転写などのデータ入稿型が有利です。逆に、大量生産で単価を下げたいならシルクスクリーンが向いていますが、その場合は版の作成や仕上がり確認の時間を見込む必要があります。事前に見積もりを取り、スケジュールを逆算することが重要です。

初めてでも安心!業者選びのポイントと注意点

初めてでも安心!業者選びのポイントと注意点

初めてのオリジナルTシャツ作りは、不安がつきものです。ですが、信頼できる業者を選べば、その不安は大きく軽減できます。ここでは業者選びで特に大事なポイントを紹介します。

データ入稿時の注意点とチェックリスト

データ入稿は、仕上がりの品質を左右する重要なステップです。業者によって推奨データ形式(AI、PDF、PSDなど)やサイズ、解像度の指定がありますので、必ず指示に従いましょう。また、カラーモード(CMYKかRGB)やトンボの有無、文字のアウトライン化など、基本的なチェックリストを事前に確認しておくと安心です。初めての場合は、入稿前に業者と一度やり取りをして、データの不備がないか相談することをおすすめします。

サンプル確認と相談の重要性

完成品のイメージと実際の仕上がりが食い違うのは、初心者によくある失敗です。それを防ぐためにも、サンプル製作を依頼できる業者を選ぶと安心です。実物を確認できれば、生地感や発色、プリントの仕上がりを事前に把握できるので、量産後のトラブルを防げます。また、気になることは積極的に業者に相談しましょう。丁寧に対応してくれる業者は、長期的なパートナーとしても信頼できます。

まとめ|失敗しないオリジナルTシャツ作りと「kugulu」の活用法

オリジナルTシャツ作りを成功させるには、目的やデザイン、予算、納期に応じた最適なプリント方法を選び、信頼できる業者と組むことが重要です。特にこれからブランド立ち上げに挑戦する人は、少量で試しながらクオリティを高めていくステップを踏むのがおすすめです。

その挑戦を後押ししてくれるのが、小ロットからのオーダーアパレル「kugulu(クグル)」です。kuguluはデザイン決定から製造、納品までを一社一貫体制で引き受け、安心して相談できます。50枚からのお試し発注が可能で、個人ブランド、イベント用ユニフォーム、飲食店のオリジナルウェアまで幅広いニーズに対応可能です。詳しくは公式サイト(https://www.kugulu.jp/)をぜひチェックしてみてください。あなたの理想を形にする強力なパートナーとなるでしょう。

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